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「ネス君、何してるの・・・」 オレは心臓が止まりそうなほどビックリした。振り向いてみると、あいつが立っていた。 「あの、その・・・」 言葉が出ない。 「あ、ボクのパンツ・・・」 あいつの顔がみるみる赤くなっていった。 「あの、誤解だよ、誤解!」 オレはパニックになった。 「ね、ネス君・・・」 あいつの目に涙が浮かんだ。 「ネス君・・・信じていたのに・・・」 「ち、違うんだよ、リンク!」 「ネス君・・・ネス君はボクの体が目当てだったんだ・・・」 「ち、違うんだ、リ・・・」 「ネス君なんか、だいっ嫌い!」 あいつは更衣室から飛び出していった。 「待てよ、リンクー!」 オレは叫んでいた。でも、あいつは戻らなかった。 −−−−−−−−−− プールを探したけれど、どこにもいなかった。 どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・ オレは途方に暮れた。シャワーを浴び、服に着替えた。それから施設を出た。 オレってバカだ 最低だ あんなことしてしまって 体が言う事を聞かなかったからって言うのは言い訳だ。本当は心の底ではやりたかったからやったんだ。オレってそうとうヘンタイなんだと思う。 あいつを元気づけようとしてプールに連れてきたのは良いけれど、オレのあさはかな行為で自ら台無しにしてしまって、結果的にはあいつを傷つけてしまった。胸がズキズキ痛んだ。 ”ネス君はボクの体が目当てだったんだ・・・” 認めたくないけれど本当はそうなんだと思う。あいつの事が好きじゃなくて、あいつの体を求めていただけかも知れない。汚くて、野獣のようなオレ。もう最低だ。 ”ネス君なんか、だいっ嫌い!” この言葉を聞いた瞬間、耳がキーンとしてしまって、他の音が聞こえなくなってしまったような感じがした。 嫌われるってツライ、嫌われるって寂しい、嫌われるって苦しい・・・。この世で一番聞きたくない言葉を聞いてしまって、何か金縛りにでもあったかのように、体が動かなくなってしまった。
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